緒言
 
易の卦には一般の書籍では語られることがまず無いような
様々な意味が折り重 なっています。
易は入門用の書籍を購入して色々占ってみると、
多くの場合よく当たりますが、
突然さっぱり当たらなくなって来ます。
この状況から抜け出すために必要となるのが、
この折り重なっている卦の意味 を理解することです。
(もう一つが、卦の陰陽が成す卦画を読み解くことです。)
本書では、
卦に折り重なっている意味の適用順序を得た爻位等を絡めながら
解説して行きます。
読者が初級の壁を打ち破って中級から上級へ踏み込む一助と なれば
著者として望外の喜びです。
 
                令和七年歳時乙巳六月吉日 編者記す。
   
【目次】
 ●緒言
 ●64卦占例
 ●参考文献
 ●附録
  ・重卦の意味 三陰三陽の意味
  ・林成光秘伝一
  ・林成光秘伝二
  ・加藤大岳の法則
  ・観の補足
  ・十二消長卦
  ・萃、升、臨、観の雑卦的なまとめ
  ・易占の参考に
  ・占的の転移
  
     
 折り重なる卦意~中級の易に向けて~
佐藤壮朗(玄珠)述 松岡秀達(北斗柄)編 北斗舎発行 2,200円